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第一実業とアグロルーデンス、米由来マイコプロテインおよびバイオエタノールの商用化に向けた大規模技術実証設備をアグロルーデンス那須工場に導入、運用開始

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アグロルーデンス那須工場に導入された液化糖化装置および糖液濃縮装置。米を原料としてマイコプロテインとバイオエタノールを併産する独自技術のスケールアップ検証拠点となる。(出典:第一実業)

第一実業とアグロルーデンスは2026年6月1日、栃木県大田原市のアグロルーデンス那須工場において、米由来マイコプロテインおよびバイオエタノールの商用化に向けた大規模技術実証設備を導入し、運用を開始したと発表した。両社は2022年に戦略的パートナーシップを締結しており、農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR)のもとで本取り組みを推進してきた。

マイコプロテインとは、キノコや麹などの糸状菌を利用してつくられる次世代たんぱく質だ。アグロルーデンスは麹菌で米たんぱく質を発酵させて製造する独自技術(特許取得済み)を持つ。製造過程で得られる米由来の糖液は高品質ライスシロップとして食品分野で活用できるほか、醸造やバイオ燃料分野でも原料となる。一つの原料(米)からたんぱく質とエタノールを併産できる点が本技術の特長だ。

本技術実証設備は液化糖化装置および糖液濃縮装置で構成され、米を原料としてマイコプロテインとバイオエタノールを併産する独自技術のスケールアップ検証拠点となる。連続運転を通じてプロセスの再現性・経済性・運転安定性を検証し、安定供給体制の構築を加速する。取得される運転データは将来の商用プラント設計に活用され、複数拠点での展開を見据えた技術の標準化を進める。

商用化の目標として、年間5,000トン規模の米由来マイコプロテインと年間1万〜2万キロリットル規模のバイオエタノールを生産する商用プラントの実現を掲げている。さらに両社はグローバルサウス地域における商用プラントのCAPEX(設備投資額)の検討を共同で進めており、総合機械商社である第一実業のグローバルネットワークを活かして、原料調達からプラント設計・建設・運転までを含む一気通貫したモデルの構築を目指す。

これまでアグロルーデンスは国内展示会や試作品の検証を通じて米由来マイコプロテインの市場性を確認してきた。安定した量産技術の確立と原料多様化への対応により事業の実現可能性が高まったことから、今回の大規模実証設備の導入に至った。今回の那須工場におけるプラント設備の導入・構築は第一実業のプラントエンジニアリング力とアグロルーデンスの発酵技術を組み合わせて実現したものだ。

第一実業は1948年創業の独立系総合機械商社で、海外18カ国36拠点において7つの事業を展開している。プラントエンジニアリングおよび設備実装に関する知見を強みとする。アグロルーデンスは米を基盤としたバイオエコノミーを推進するベンチャー企業で、食料とエネルギーの同時供給に資する技術の社会実装に取り組んでいる。


関連情報

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000126055.html

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