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微細凹凸技術「nanoWave」トリニティのiPad用ガラスフィルムに初採用 日本電気硝子のナノ加工技術が紙の書き心地と高透明性を両立

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日本電気硝子の微細凹凸技術「nanoWave」を採用したトリニティのiPad用ガラスフィルム。ガラス表面にナノ単位の凹凸を形成し、ヘイズ3%以下の透明性と紙のような書き心地を両立する。(出典:日本電気硝子)

日本電気硝子(NEG)は2026年5月28日、同社が開発した微細凹凸技術「nanoWave」が、トリニティのiPad用ガラスフィルムに初めて採用されたと発表した。本製品はトリニティオンラインストアで2026年5月29日から受注を開始する。販売価格は9,980円(税込)だ。

nanoWaveは、ガラス表面にナノメートル単位の微細な凹凸を均一に形成するNEG独自の加工技術だ。タブレットに紙のような書き心地をもたらす「ペーパーライクフィルム」は人気が高い一方で、従来製品には課題があった。画面に曇りが生じて透明性が低い、使用とともに傷がついて描き味が悪化する、ペン先が摩耗しやすい、といった点だ。nanoWaveはこれらを解決し、高い透明性を維持しながら描き心地と耐久性を高い水準で両立する。

技術的なポイントは3つある。第1に、ナノレベルの凹凸が鉛筆で紙に書くときのような適度な抵抗感を再現する。第2に、凹凸の高さや密度を最適化してペン先との接触を分散させ、ペン先の摩耗を低減する。第3に、画面の曇り(ヘイズ)やギラつきの原因となる光の散乱を抑え、ヘイズ3%以下というこれまでにない高い透明性を保つ。さらに、高硬度のガラス基材そのものに凹凸を形成しているため、長期間使用しても傷がつきにくく描き心地が悪化しない。フィルムに塗膜で凹凸をつける方式とは異なり、ガラス自体を加工する点が耐久性の高さにつながっている。

NEGは滋賀県大津市に本社を置く世界トップクラスの特殊ガラスメーカーだ。同社の特殊ガラスは板・管・糸・粉末などさまざまな形に姿を変え、半導体・ディスプレイ・自動車・電子機器・医療・エネルギーなど多岐にわたる分野で使われている。今回はその素材技術が、コンシューマー向けの身近な製品に実装された事例となる。

NEGは、nanoWaveを適用したカバーガラスの量産プロセスを既に確立していることも明らかにしている。従来のペーパーライクフィルムはフィルム表面に凹凸を設ける方式が主流だったのに対し、nanoWaveは高硬度のガラス基材そのものに凹凸を形成する点が異なる。この方式の違いが、長期間使用しても傷がつきにくく描き心地が劣化しにくいという特性につながっている。

今回採用されたトリニティのiPad用ガラスフィルムは、トリニティオンラインストアで2026年5月29日から6月22日まで受注を受け付け、発送は2026年9月下旬以降を予定している。販売価格は9,980円(税込)だ。トリニティはモバイル機器やコンピューターアクセサリーの企画・製造・販売を手がける企業で、今回がnanoWaveの初採用事例となる。


関連情報

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000074162.html

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