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日本電気硝子の超薄板ガラス「Dinorex UTG」、モトローラ初の横折りスマホ「motorola razr fold」のメインディスプレイに採用

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モトローラ初の横折りスマートフォン「motorola razr fold」。本体内側のメインディスプレイに日本電気硝子の「Dinorex UTG」が採用されている。

折りたたみスマートフォン市場での採用が広がる日本電気硝子の化学強化専用超薄板ガラス「Dinorex UTG」が、2026年4月9日、モトローラ初の横折り型折りたたみスマートフォン「motorola razr fold」のメインディスプレイに採用されたと発表された。同社はすでに2024年モデル「razr 50シリーズ」、2025年モデル「razr 60シリーズ」への採用実績を持ち、今回は縦折りから横折りへの拡張というモトローラにとっての新形態への採用となった。

「Dinorex UTG」はフレキシブルデバイス向けに開発された超薄板ガラスだ。液晶・有機ELテレビのディスプレイ用ガラスで70年以上培ってきた成形技術を応用し、髪の毛よりも薄い板厚ながら直径3mm以下(R1.5)での折り曲げを繰り返せる高い信頼性を実現している。高い表面平滑性と板厚の均一性により、折りたたんでも画像・映像の表示品質を維持し、傷や衝撃への耐性を確保する。

折りたたみスマートフォンのディスプレイには、開閉に耐える柔軟性と傷・衝撃への強さを同時に求められる。従来の樹脂フィルムはガラスに比べて硬度が低く傷がつきやすく、かつ画像品質への影響もある。「Dinorex UTG」はガラス本来の硬度と表示品質を保ちながら折り曲げに対応できる点で、フォルダブルデバイスの部品調達において代替が難しい素材だ。

製造業の素材・部品開発担当にとって、「Dinorex UTG」が示す意味は大きい。テレビ用ガラスで培った大量生産技術と品質管理を、全く異なる用途(フォルダブルスマートフォン)へ応用したケースは、自社の素材技術を新規市場に展開する際の参照事例となる。日本電気硝子はモトローラのほかにXiaomi(シャオミ)やHONOR(オナー)にも採用実績を持っており、グローバルなフォルダブルデバイス市場での採用は着実に拡大している。

フォルダブルデバイス市場は2024〜2026年にかけて急速に拡大しており、主要スマートフォンメーカーが縦折り・横折りの両形態で製品を投入している。この市場拡大の底流では、信頼性の高いUTGの安定供給が不可欠な要件となっている。日本電気硝子は特殊ガラスのリーディングカンパニーとして、半導体・ディスプレイ・医療・エネルギーなど多岐にわたる分野で特殊ガラスを展開しており、Dinorex UTGはその中でも次世代モバイルデバイス向け高機能材料の旗艦製品に位置づけられる。


関連情報

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000074162.html

この記事の編集者

PEAKSMEDIA_ニュース配信チーム

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