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ミスミ、調達時間を7割削減する間接材サービスを江崎工業の栃木工場に導入

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自販機管理に加え、有事はミスミの専任担当者が安定稼働を支援(出典:ミスミグループ本社)

ミスミグループ本社は2026年10月16日、間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow」が、自動車部品メーカーの江崎工業の栃木工場(栃木県栃木市)に導入されたと発表した。同サービスは発注の手間を省いて在庫量を可視化することで、調達時間を7割削減するとしている。

工場常設の自販機にミスミが納品し在庫は同社資産に

MISUMI floowとは、需要データにもとづいて最適なチャネルで商品を届け、間接材の調達を整流化するサービスである。工場に常設した自販機にミスミが納品する形式を採り、自販機内の在庫はミスミの資産となるため、導入側に過剰在庫は生じない。自販機から物品を取り出すには顔認証かIDパスが必要で、使い過ぎの抑制と社員のコスト意識の向上につなげる。ミスミはこの仕組みを「製造現場における“富山の置き薬”」と表現している。

江崎工業の栃木工場では、手袋やテープ、ウエス、ストレッチフィルムなど、日々の製造ラインに欠かせない間接材を多く使っていた。間接材は直接材のように計画的な発注に乗せにくく、現場での在庫の目視確認とFAXでの都度発注に長年頼ってきた。各現場からの注文依頼を受けて事務スタッフが注文書を発行し、上司の承認を得て発注部署へ届けるという流れで、建屋が離れているため半日仕事になることもあった。

導入の決め手になったのは、出庫登録者ごとの明細と月次の利用状況を可視化できる点と、出庫分のみを請求する仕組みである点だった。

出典:ミスミグループ本社

中東情勢の不安定化でも手袋とパーツクリーナーを確保

導入後はミスミが在庫を管理することで、在庫切れと過剰在庫のリスクを下げ、人件費を含むトータルコストの削減につながったとしている。江崎工業の管理本部栃木管理グループの担当者は、間接材の欠品は現場への影響が大きいとした上で、供給が途切れなかったことによる在庫管理の負担軽減を挙げ、対象品目の拡大も検討したいとしている。

供給面では、中東情勢が不安定になる状況下でも管理対象の手袋を欠品させずに供給した。ホームセンターやネット通販でも品薄になったパーツクリーナーについては、専任担当者が需要動向を確認しながら調達を支援した。製造部の担当者は、導入前は注文書の作成と承認に時間がかかり、承認の遅れや依頼内容の失念も起きていたが、導入後はライン長が必要なときに自ら物品を取りに行けるようになったと説明している。

MISUMI floowは2025年度にグッドデザイン賞と、IT賞のIT最優秀賞(顧客価値・サービス革新部門)、日本DX大賞の奨励賞(SX部門)を受けている。ミスミは機械部品から工具や消耗品まで4000万点を超える品目をグローバルで製造しEC販売しており、IT・AIを活用したデジタルマニュファクチャリングを展開している。


関連情報

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000382.000012100.html

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この記事の編集者

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