
STATION Aiとデンソーは2026年8月5日、製造業向けオープンイノベーション支援プログラム「RE-CORE(リ・コア)」を開始したと発表した。ものづくり企業の技術や強みを起点に、スタートアップや外部企業との共創を通じて新たな事業機会の創出を支援する。2026年度はデンソーと長年取引のあるものづくり企業を対象に実施する。
ものづくり企業の技術を起点にしたオープンイノベーション支援
RE-COREは、参加企業が持つ技術シーズを起点に、共創テーマの設計から共創候補先の探索、PoC(概念実証)に向けた検討までを一気通貫で支援するプログラムである。デンソーが調達活動などを通じて築いてきた全国のものづくり企業とのネットワークや実践知と、STATION Aiが日本最大級のオープンイノベーション拠点の運営で蓄積してきたスタートアップ支援や事業共創のノウハウを掛け合わせる。両社は人的交流も含めた連携体制を敷く。
背景には、国内製造業の中核地である愛知県に高度な技術や現場知見を持つ企業が集積している状況がある。顧客ニーズや社会課題が多様化する中で、各社が培ってきた技術やアセットの可能性を広げ、企業や業界の枠を越えた共創で価値創出につなげる必要性が高まっているとして、両社はプログラムの立ち上げに至った。デンソーの取引先には自動車部品メーカーに加え、金属加工や設備、金型など幅広い分野の企業が含まれる。STATION Aiが運営する拠点には、1100社を超える国内外のスタートアップやパートナー企業、VC、大学などが参画している。
LinkとFusionの2プログラムで構成

RE-COREは参加企業の状況や目的に応じた2つのプログラムで構成する。「RE-CORE Link」は、AI活用やDX推進のソリューションを持つスタートアップとの接点創出を支援する。参加企業が現場で抱える課題を整理、可視化した上で、課題テーマと親和性の高いスタートアップを選定し、ピッチ形式での提案機会を設ける。他社の課題やスタートアップの提案から新たな視点を得る機会も提供する。
「RE-CORE Fusion」は、参加企業の技術や強みを起点に、事業構想の具体化から共創に向けた検討までを一貫して支援する。参加企業は自動車部品事業で培ったコア技術やアセットを整理し、事業戦略や共創ビジョンを構築した上で、親和性の高い企業を探索してPoCに向けた検討を進める。実施期間は3カ月間を予定する。
両社は2026年度の実施で得た知見をもとに、将来は業界全体でより多くの企業が活用できる共創支援モデルへの発展を目指す。
関連情報
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000095825.html


