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シャープが業界最小・最薄級の反射形フォトインタラプタ「GP2S800シリーズ」を開発 光電流出力が従来比4倍に向上・2026年秋量産化

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左:反射形フォトインタラプタ<GP2S800シリーズ>(外形1.42×1.00×0.43mm)、右:透過形フォトインタラプタ<GP1S396シリーズ>。両方式で業界最小級が揃う。

電子機器の小型化・高密度化が加速する現代において、搭載されるセンサー自体の小型化は設計の自由度を左右する重要な技術課題だ。シャープセミコンダクターイノベーションは2026年5月7日、アナログ出力タイプとして業界最小・最薄級となる反射形フォトインタラプタ「GP2S800シリーズ」を開発し、サンプル提供を開始した。2026年秋の量産化を目指す。

フォトインタラプタは赤外光の照射・反射を利用して物体の有無や位置を検知する光センサで、レンズの位置検出、搬送物の通過確認、ダイヤルの回転検出など製造設備・精密機器・産業用ロボットの幅広い工程で使われている。GP2S800シリーズの外形寸法は1.42×1.00×0.43mmと、アナログ出力タイプのフォトインタラプタとして業界最小・最薄級(同社調べ)だ。最短0.20mmという近接検知性能は、限られた実装スペースでのミリメートル単位の位置検出を可能にする。

性能面でも従来機種「GP2S60シリーズ」から大幅に進化している。光電流出力が4倍以上アップし、S/N比が向上したことで回路設計の難易度が下がり、LED電流の削減によって消費電力の低減にもつながる。同社はすでに透過形フォトインタラプタ「GP1S396シリーズ」でも業界最小級を実現しており、今回の反射形追加により、反射・透過の両方式で業界最小級のラインアップが揃った。

製造装置・検査機器の設計担当者にとって、センサーの小型化は単なるスペース削減にとどまらない。センサーを小さくすることで、より複雑な機構を限られた空間に集約でき、設備のコンパクト化・省エネ化・コスト削減が連鎖する。生産ラインの高密度化・省スペース化が求められる製造現場において、センサー部品レベルでの小型化は設備設計の選択肢を広げる重要なイネーブラーだ。

スマートファクトリー化を進める製造業では、位置検出・品質検査・搬送管理の各工程でセンサーの精度と信頼性が問われる。GP2S800シリーズのような業界最小・最薄級センサーの登場は、より高密度・多点な検知を小さなフットプリントで実現する方向への市場シフトを示す技術指標として読み取ることができる。

シャープセミコンダクターイノベーションは2022年にシャープからセミコンダクター事業が分社独立した会社で、奈良県天理市に本社を置く。光センサー・フォトインタラプタ分野での長年の実績を引き継ぎ、より細分化した市場ニーズへの対応力を強化している。今後も「より広いアプリケーションに向けた非接触センシング技術」の開発を進めるとしており、製造・産業分野での採用拡大が期待される。


関連情報

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001527.000012900.html

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