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マクセル、JAXAと全固体電池の共同研究を開始 高耐熱全固体電池で小型衛星の軽量化と設計自由度向上を目指す

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マクセルは2026年6月4日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「JAXA宇宙技術実証加速プログラム(JAXA-STEPS)」において、「宇宙機ミッションを最大化する高耐熱全固体電池の開発実証」をテーマとして提案し、選定されたと発表した。マクセルとJAXAは本テーマの共同研究を開始し、温度管理設備を最小限に抑えた小型衛星の「機体全体の軽量化」と「設計自由度の向上」の両立を目指す。

JAXA-STEPSは、官民に必要な将来ミッション・技術を、小型衛星を活用してクイックかつタイムリーに実証することで、研究開発の牽引・加速を図るプログラムだ。近年、人工衛星の打ち上げ数の急増とミッションの長期化を受け、機体の軽量化・高性能化および長期間の安定稼働への対応が課題となっている。

その制約となっているのが、従来から人工衛星の駆動用電源として広く使われてきた液系リチウムイオン電池(LIB)の耐温度性能だ。宇宙空間では機体が高温・低温環境にさらされる場合がある。LIBの上限使用範囲温度である60℃程度では過酷環境となり寿命が加速的に低下するほか、100℃を超える高温域では破損や発火のリスクがあるため、特殊な温度管理設備が必要となる。その結果、機体の重量増加や設計自由度の低下を余儀なくされていた。

マクセルはこれまで、100℃以上でも高い安全性を維持できる全固体電池の開発に注力してきた。本共同研究では、従来のLIB同等のエネルギー密度の実現に加え、この全固体電池の特性を活かし、宇宙環境のような極めて広い温度範囲下での安定した出力特性および長寿命特性の確立を目指す。

その一環として、人工衛星への搭載を想定した全固体電池の実証を行う。全固体電池を搭載することで機体のさらなる軽量化を可能にし、温度管理設備を最小限に抑えた機体全体の軽量化と設計自由度の向上の両立を目的とする。固体電解質を用いる全固体電池は、可燃性の液体電解質を用いるLIBと比べて発火リスクが低く、動作温度範囲が広いという特性を持つ。この特性が、極端な温度変化にさらされる宇宙という環境での利用に適している。

マクセルは、コーポレートバイライン「Micro batteries. Maximum impact.」のもと、長寿命・高耐熱・高出力・大容量の4つの軸で全固体電池を開発している。本成果を活用して適用領域を拡大し、電池ソリューションの提供を加速するとしている。


関連情報

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000075608.html

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